飲食店のMEO(Map Engine Optimization)対策、多検索サイト・SNS情報発信の効果とは
飲食店がMEO対策、Google検索、マップ、SNSや音声アシスタントでの情報発信で自社ウェブサイト比最大10倍ものWebトラフィックを獲得するための方法をご紹介。
Yext
5月 17, 2019
外食産業では、自社ウェブサイトの最大10倍ものWebトラフィックをGoogle検索、マップ**、アプリ、SNSや音声アシスタントで獲得できる可能性**があります。飲食店の担当者にとっては、こうしたチャネルへの投資方法、そして投資を目に見えるリターンにつなげる方法を見出すことが課題となります。これらサードパーティのチャネルで情報発信をし、顧客のコンバージョンを実現することが重要です。
見落としがちなのは、「情報」と「発信」は別ということです。Web サイトに正しい情報を置くだけでは、「発信」しているとは言えません。検索結果として表示される情報の70%は、Googleなどの検索エンジンやGoogle MapやApple Mapなどのマップ、SNS上の情報です。(Yext調べ)
飲食店名、住所、電話番号などの基本情報から、店舗固有のイベント、メニュー、写真、オンライン注文リンク、口コミや各飲食店別の属性などの詳細情報を、Googleの検索エンジンやマップ、SNSで発信することで「新宿 居酒屋」、「六本木 カフェ」のような**消費者が自分が今いるエリアから近いお店を探す際に使う検索(ローカル検索)**に、飲食店が表示される確率が劇的に向上します。その理由として、スマホの普及に伴うローカル検索数の増加と、ローカル検索を用いてお店を探す人たちの来店動機の高さが挙げられます。
顧客の位置情報と検索結果を関連づけるのが、「MEO(Map Engine Optimization)」です。位置情報を起点と して、消費者が求める情報を適切な形で 提供して行くことが今、求められています。
では実際に、こうした取り組みが飲食店の集客に及ぼす影響はどのようなものでしょうか。
まずは測定可能な要素、オンラインユーザーを認知から来店へと導く既存のマーケティングファネルから始めましょう。デジタルマーケティング的な視点から言えば、インプレッション数(またはページ訪問者数)とサービスへの関心が高いクリック数(電話、道案内、ウェブサイト訪問、メニュー閲覧などのクリック数)に着目します。こうした初期段階のクリックのうち何割が実際の来店に結びつくかを判定するのが、最も重要なタスクとなります。
これを算出する方法として、アプリのダウンロード数、ロイヤリティプログラム(会員)の登録数や道案内クリック数など、組織の主要な目標に着目してみましょう。検索サイトやマップでサービス利用意思の高いユーザーが取るアクションには、どのようなものがありますか?
Googleでは、ローカル検索の76%が実際の店舗訪問に結びつくとしています。また、サードパーティ属性の調査から、Yextでは、店舗ページ閲覧数のうち25%が来店に至ることを見出しています。これらの中間点をとれば、道案内のオンラインから来店オフラインへのコンバージョン率は50%程度と想定できます。この他に、飲食店にとってさらに重要な指標としては、電話の件数や予約のためのクリック数も挙げられます。こうしたコンバージョンと飲食店での平均注文金額を使えば、Google検索、マップ、アプリなどのインプレッション数増加と来店数増加との相関関係を判定するのも容易となります。
以下では、MEO対策、多数の検索サイトとSNSでの情報発信の実践により、ある飲食店が実現しうるコンバージョン改善の内訳をご紹介しています。
- 一貫性に欠ける/不正確なオンライン情報の修正: インプレッション数が 5%~20% アップ
- 重複したオンライン情報掲載の防止: インプレッション数が5%~10% アップ
- 構造化されたメニューデータの追加: インプレッション数が 5%~20% アップ
- **Googleに最適化した構造化データ(スキーママークアップ対応)を実装した、地域の情報発信を促進する店舗ページの構築:**インプレッション数のが5%~20% アップ
- 店舗ページへの来店予約リンク/オンライン注文リンクの追加: 店舗ページのインプレッションから来店予約へのクリックスルー率 が9.8%アップ
- 口コミへの対応・回答: クリックスルー率が 0.1%~0.3% アップ
- 口コミの促進と管理:店舗ページでのCTA(行動喚起:来店予約、アプリのダウンロードや予約など)ボタンのクリックスルー率が 1.5~2.5倍に
**これらの計算範囲は**Yext(イエクスト)をご利用の飲食店の一部のお客様の成果評価に基づくものです。*成果は事例により異なります。Yext製品による収益を保証するものではありません。
アメリカにある、メキシカンレストランのQdobaは、同社のオンライン上のデータを修正し、構造化されたメニューを追加し、スキーママークアップを活用してオンライン注文機能を備えた店舗ページを構築しました。その結果、同社のYext導入の投資収益率(ROI)は14.45倍へと改善しました。
また、アメリカのファーストフードチェーンのHuddle HouseもまたYextを使用し、オンライン上の情報の管理、構造化メニューの公開やスキーママークアップ対応の店舗ページの構築を通じて7.89倍のROIを実現しています。
消費者が飲食店ブランドを見つけ、つながる方法が変化する中、正しい情報を多数の検索サービス、マップやSNSで発信することで、顧客コンバージョンを最適化することが非常に重要となります。Yext(イエクスト)は、飲食店向けに世界150以上の検索エンジン、 マップ、SNS、音声アシスタントなどでの情報発信やMEO対策の支援しています。飲食店は、オンラインとオフラインの双方で確実に収益増を実現することができます。
讃岐釜揚げうどんを提供する丸亀製麺様をはじめとした、多くの日本の飲食店でYextは利用させています。Google My Business管理のYext活用ガイドもご用意しておりますので、ぜひご覧ください。