AWS Marketplaceを通じた購入の準備が整ったら、以下のような準備を行い、IT部門と協力してプロセスを開始します。
ITチームへの働きかけ:* マーケティング担当者は、自社のIT/クラウド組織と協力し、自社とAWSの関係、そしてAWS Marketplaceを通じてソフトウェアやサービスを購入しているかどうかを把握する必要があります。ITチームがMarketplaceを通じて購入している場合、Marketplaceトランザクションを完了するための社内手続を共有できます。これらの手続には通常、次の内容が含まれます。
AWSアカウントID: 請求のためにYext契約を関連付けるアカウントです。Yextでは、マーケットプレイス契約または「プライベートオファー」を作成するために、ITチームからこのIDを取得する必要があります。
IT/調達担当者の名前とメールアドレス: Marketplaceを通じてYextのオファーの契約を支援する担当者が該当します。カスタムURL経由で共有されるYextのオファーが適切な担当者に確実に送信され、承認されるようにするためにこれが必要となります。可視性を高めるため、オファーを共有するときに複数の人を含めることができます。
このパートナーシップにより、Marketplaceでの購入がコスト削減につながり、同時にIT部門がクラウドへの取り組みを遂行し、ガバナンスを改善できるようになります。そのため、双方にメリットのあるシナリオが実現します。
Yextの最高技術責任者のJason LaFolletteは次のように述べています。「顧客向け製品に直接活用するソフトウェアを購入する場合でも、関係者向けの社内ビジネスシステムを評価する場合でも、当社はマーケットプレイスを通じて購入することを好みます。マーケットプレイスでの購入をクラウド支出のコミットメントに充てることができるため、より積極的にコミットし、割引を最大化し、プラットフォームのクラウド運用コストを下げることができます。こうした節約は、当社の収益に大きな影響を与えます。」
ITチームがAWSを使用しているものの、AWS Marketplace経由で購入していないことが判明した場合は、AWSアカウントチームに問い合わせて詳細を確認できます。
価格交渉と資金調達の決定: Marketplaceが購買手段の役割を果たすことで、ビジネスに最適な取引を交渉することができます。交渉が完了すると、詳細がMarketplaceの「プライベートオファー」に追加され、最終承認のためにカスタムURL経由でお客様とITチームに共有されます。
ITチームにクラウドサービス専用の予算がある場合には、その予算で購入コストを賄うことができます。そうでない場合は、マーケティング予算で費用を負担でき、その見返りとして、オンボーディングが迅速になり、調達が合理化されるというメリットがあります。
Cincinnati Children's Hospitalのシニアデジタルマーケティングオペレーションリーダー、Missy Kataoka氏は、AWS経由でYextのソフトウェアを購入した体験を次のように語っています。「社内の情報サービスチームと緊密に連携して、AWS Marketplace経由でYextのソフトウェアを調達することができました。この結果、ベンダーのオンボーディングを数か月から数週間に短縮し、請求を1通のAWS請求書に統合したり、費用の一部を相殺するAWSのプロモーションクレジットを獲得するなど、いくつかのメリットを受けることができました。」