**マーケティング担当者にとって、Googleのすべての更新を把握することは困難で時間のかかる作業です。2024年にはすでに数十件の更新が行われています。信頼できるGoogleのパートナーの1つとして、当社では、これらの変更に関する戦略的ガイダンスを提供して、お客様が最も重要なこと、つまりビジネスの成長と拡大により多くの時間を費やせるようにしたいと考えています。以下では、2024年にGoogleが実施するアップデートのうち、最も重要なものをまとめています。
すべての業種に影響する更新
ソーシャルメディアの更新がGoogleで表示されるように 昨年、Googleは企業がGoogleリスティングにソーシャルメディアリンクを追加できるようにしました。現在、Googleは、Facebook、Instagram、Xの投稿をGoogleビジネス プロフィールの「ソーシャルメディアの更新」セクションで積極的に取り上げています。企業はソーシャルメディアハンドルをリンクし、Yextで投稿を作成して、リンクを使って可視性を向上させることができます。このアップデートの詳細については、こちらのブログ記事をご覧ください。**
**プライバシーの更新により道案内のクリック数に影響が出る可能性 消費者により正確な結果を提供するため、Googleは、ユーザーのプライバシーをより適切に保護するための更新を行っています。この結果、企業は2024年1月以降の「道案内」のクリック数が減少していることに気付くかもしれません。
EMEAに影響する更新
デジタル市場法の施行 2024年3月上旬にデジタル市場法が施行されました。あまり馴染みがない方のために説明すると、デジタル市場法は欧州連合により制定されたもので、大手グローバルテクノロジー企業（Googleなど）の市場支配力の濫用を防ぐための規制です。この法律に準拠するために、GoogleやFacebookなどのサイトで検索機能に一連の変更が加えられる可能性があります。こうした変更は、検索での表示位置と表示方法に影響を与える可能性があります。デジタル市場法、企業への影響、そしてその間に何をすべきかについての詳細は、このブログ記事をご覧ください。ホテルのウェブサイトのURL デジタル市場法に準拠するため、Googleは最近、ローカル検索結果にウェブサイトへの直接リンクを追加し始めました。現時点では、この機能は主にホテルに関してサポートされているようです。ゲストが企業ウェブサイトにアクセスするためにリスティングをクリックする必要がなくなり、ローカルパックから直接ウェブサイトのリンクをクリックできるようになったので、その影響は甚大です。**
**ショッピング検索 デジタル市場法に準拠するため、Googleは最近、SERPのショッピング結果の表示方法を変更しました。知っておくべきことは次のとおりです。
- Googleは、公正な競争の促進とマーチャントのオーガニックな可視性の向上のため、検索結果に「商品」タブと「商品サイト」タブを導入しました。
- Googleは旅行、地域の情報、ショッピングに関連した検索で表示される可能性が高いリッチリザルトのカルーセルを展開しました。
- Googleは、ユーザーをさまざまなアグリゲーターウェブサイトに誘導するための専用の「アグリゲーターユニット」を組み込みました。これらの更新は、デジタル市場法の施行に伴い導入される可能性のある多くの変更のうちのほんの一部にすぎません。今後の重要な変更についても引き続き取り上げていきます。
レストランに影響する更新
食事注文ボタンの更新 2024年6月、Googleは、ゲストがGoogleから直接オンラインで注文するオプションを削除する予定です。[Googleで注文] ボタンをクリックした検索ユーザーは、レストランのウェブサイトURLで直接注文するか、Seamless、GrubHub、DoorDash、UberEatsなどの第三者サイト経由で注文するように指示されるようになります。**レストランは引き続きYextを使用して、自社サイトの店舗受取りと配達のURLをFood Place Actionsと呼ばれる「Order with Google」エクスペリエンスに同期できます。この更新の詳細については、こちらのブログ記事をご覧ください。価格帯の更新 これまでゲストは、レストランのビジネス プロフィールに記載のドル記号の数でレストランの価格帯を常に判断できました。今回の更新に伴い、ドル記号に代わり、Googleは実際の価格帯（（$10～$20）を表示するよう変更を行いました。価格帯はGoogleが直接提供しており、現時点ではレストランが独自に管理することはできません。メニューのハイライトに関するフィードバックの提案 ゲストは写真を撮ったり、特定のメニュー項目についてフィードバックを残したりでき、こうしたフィードバックはレストランのビジネス プロフィールのメニューのハイライトとして取り上げられます。今回の更新に伴い、Googleにフィードバックを提供してすでに提供されていない料理を報告したり、詳細を更新（料理名の変更など）できるようになりました。これにより、メニュー項目がGoogleに正確に反映されるようになります。この機能は検索対象の料理をお客様に正確に知らせるために重要であり、検索結果で発見可能性が向上することにもつながります。（簡単な例を挙げると、誰かが「近くのペパロニピザ」を検索した場合、自社レストランでペパロニピザを提供していることが明確であればあるほど、検索結果に表示される可能性が高くなります。）この機能は現在、Google UIを通じてのみサポートされています。新しい「近くのイベントとお得情報」セクション Googleは最近、SERPで「近くのイベントとお得情報」の表示を開始しました。これは常に4件のパックとして表示されますが、Googleはこれらの結果を地元企業の作成したオファーやイベントの投稿から取得しています。この新しいエクスペリエンスは現在、米国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、英国、インドの食品およびレストラン業界の企業でのみ利用できます（対象地域を今後拡大予定）。オファーやイベントの投稿は、認知度を高め、ビジネスへのエンゲージメントを高める絶好の機会です。例えば、メキシコ料理レストランでは、#TacoTuesdayで利用できる割引を宣伝するために毎週のオファー投稿を作成できます。レストランは簡単に Yext でオファーやイベントの投稿を作成できます。
