Yext Pagesがリスティングに追加する価値とは

Yext Local PagesとYext Listingsの組み合わせでリスティングのクリック数が31%増加する可能性があります。実際にその方法を見てみましょう。

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5月 6, 2024

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Yext PagesがYext Listingsに追加する価値とは

検索環境は進化しており、お客様の行動も明確かつ簡潔な回答を求める方向に変化しています。検索では、特定のブランドや機関の検索ではなく、非ブランド検索(「チーズバーガー」や「心臓専門医」のような用語による検索)が増えており、後者の検索は、多くの場合、ローカルかつ即時購入の意図ありきで行われます(「近くで一番おいしいチーズバーガー」など)。

検索エンジンがこれらの製品やサービスのローカル検索結果を提供する際、そのアルゴリズムは、お客様のニーズを満たせると確信できるブランドのリスティングを返します。マーケティング担当者としては当然、この中に自社のブランドを含め、お客様の関心を引き、ビジネスにつなげたいと考えることでしょう。

ただ、検索エンジンはそもそも、その通りにあるレストランにチーズバーガーがあるかどうか、町の一番近い病院に循環器科があるかどうかをどのように調べるのでしょうか。検索エンジンがここで依拠するのが、ウェブ上で公開されている(正しく一貫性のある)情報です。

リスティング管理戦略とSEOに最適化されたページを組み合わせることで、検索エンジンやその他のAI主導のテクノロジーに対して、ブランドの提案をよりよく伝え、より多くのクリックとコンバージョンの獲得につなげることができます。その方法をご紹介します。

あらゆる場所で一貫した情報を提供することで検索での発見可能性を向上

ブランドが検索で成功するには、拡張パブリッシャーネットワーク全体にわたりリスティングを備えた強力なデジタルプレゼンスの構築から始める必要があります。(その理由を証するデータについてはここをクリックしてご覧ください。)

もう少し詳しく説明すると、リスティング全体で重要な情報(特に NAP:名称、住所、電話番号)の一貫性を保つことがSEOにとって非常に大切であることは、以前から知られています。(繰り返しになりますが、Googleなどの検索エンジンでは、この情報が正確である確度が高い場合、検索結果で上位に表示される可能性が高くなります。)ただ、今日の検索では、重要なのはNAPデータ「のみ」ではありません。検索エンジンとAI主導のテクノロジーは、企業の事業コンテンツについて言及のある他のすべての場所をウェブ上で調べます。

これには、他のプロバイダーのリスティングや公式ウェブサイトも含まれ、こうした調査を通じて手元の情報が正しいことを検証します。ここで重要となるのがローカルページ戦略で、SEOのパフォーマンスをさらに高めるのに役立ちます。

ローカルページは、特定の場所や地域に関連する情報を含む専用のランディングページです。例としては、ブランドの旗艦店のランディングページ、ダウンタウンのオフィスにあるRaymond Smith医師の予約ページ、特定都市の料金情報が記載されたカーペットクリーニングサービスのページなどが挙げられます。

ローカルページを作成すると、企業は、電話番号、住所、営業時間、イベント、プロモーション、行動喚起(「予約」や「地域の価格について問い合わせ」など)ロケーション固有のコンテンツを紹介できます。

このようにローカライズされた情報が明確に表示されたページをホスティングすることで、1)お客様にとって重要となるビジネス情報を一元化し、2)検索エンジンがページをクロールして商品やサービスを理解しやすくなります。

こうすることで、潜在顧客が検索エンジンに「近くのトマトスープ」や「夜遅くまで営業しているネイルサロン」と入力したときに、自社がその顧客のローカル市場に関連コンテンツを提供している場合は、自社ページがサードパーティの検索結果に表示されるようになります。

Yext Pagesを使用すると、すべてのリスティングに対応する固有のローカルページを簡単に作成できます。したがって、レストランを新規開店したり、新しいファイナンシャルアドバイザーを採用したり、医療機関を追加したり、新店舗を開店するたびに、リスティングにすで保存されているすべてのコンテンツを活用して、パフォーマンスの高いページをシームレスに作成できます。

ただ、こうした戦略はSEO面でどの程度有益で、どの程度のリスティングのパフォーマンス向上が期待できるのでしょうか。

ListingsとPagesの組み合わせでエンゲージメントが向上

当初はListingsのみを使用しており、後にPagesを追加したYextのお客様を対象に調査*を実施したところ、Pages追加後のお客様は、平均で次のような成果を収めました。

  • リスティングのクリック数が31%増加

  • インプレッション数が46%増加

  • 非ブランド検索表示件数が39%増加

サードパーティリスティングのインプレッション数とアクション数が経時的に増加していることを示すグラフ

例えば、Listingsを使用しているYextのお客様は、ユニーク検索用語でのランクインが毎月3,000件に達していましたが、Pagesを追加したところ、毎月のユニーク検索用語での表示件数が2倍以上に増加しました。

つまり、新商品、サービス、レストラン、アドバイザーなど(その他多数)、お客様が必要とするものをブランドを特定せずに検索する場合に自社情報が表示され、潜在的なリーチが拡大していることとなり、非常に重要な成果といえます。

これらの非ブランド検索(「心臓専門医」や「ベビー服」など)は、ローカル市場で新規のお客様を引き付ける絶好の機会となります。さまざまな検索用語でページが表示される頻度が上がれば、自社の発見可能性を高め、サイトへのトラフィックを増やせるようになります。表示頻度の向上で、お客様が自社コンテンツを目にし、クリックしてウェブサイトにアクセスし、最終的には予約、購入、店舗訪問につながり、自社ブランドとより深く関わる機会が増えるためです。

Yext Pagesを追加すると、まさにそれが実現できます。関連性が高く、SEOに最適化されたコンテンツをローカルページに配置することで、検索エンジンに自社の提供する内容を簡単に伝えられ、ユーザーが特定のキーワードを入力したり、特定の意図を示した際に自社ページが表示されるようになります。また、Yext Analyticsを使用すると、お客様をページに誘導している検索用語とそうでない検索用語を把握でき、経時的にコンテンツの最適化を続けて目指すオーディエンスにリーチできるようになります。

ユニーク検索用語でのリスティングのランクイン数が経時的に増加していることを示すグラフ

データからも明らかで、ローカルページがあるとリスティングのパフォーマンスが向上し、サードパーティの検索でブランドが見つかりやすくなります。こうして発見可能性を高めることで、リスティングでのエンゲージメントも増加し、最終的にお客様がローカルランディングページに到達した際のコンバージョン率も改善します。

ランディングページでより多くの情報をより簡単に伝えられるように

サードパーティのロケーションリスティングに掲載できる情報には限りがありますが、ローカルページにはスペースがあり、ユーザーの意思決定に役立つ豊富なコンテンツを掲載できます。(例えば、開催予定のイベントのローカルランディングページを作成し、場所や時間だけでなく、全スケジュール、さまざまなチケットタイプ、特別割引などを掲載できます。)

構造化したデータでローカルランディングページを作成し、サードパーティのリスティングをこうしたページにリンクすることで、検索エンジンはこれらのページ上のコンテンツすべてをリスティングと関連付けられるようになります。基本的に、ローカルランディングページはローカルリスティングの延長線上にあり、保存できる属性に制限はありません。

ここで、ローカルページにYextを利用するメリットについてご紹介します。

  • コンテンツ管理を独自のCMSで一元化し、ウェブ上(Pages、Listings、Searchを含む)で常に一貫したブランド情報を提供します。ほとんどのソリューションでは、ページに掲載されるコンテンツの管理とリスティングへのコンテンツの送信にまったく異なるシステムを使用しています。そのため、ウェブ上で間違いや一貫性のない情報が発生する可能性が高くなります。

  • トップページの読み込み速度を維持しながら多くのローカルページを大規模かつ簡単に管理できるようにしています。Yextでは、組み合わせ型のページ(「疾患Xに対応し、Yの診療をZのロケーションで行う医師」など)を含め、必要な数のページを作成できます。

無制限のページの組み合わせで生まれる力
  • YextはローカルSEOの専門家で、Yext PagesにはSEOをすぐに活用するための技術要件がすべて事前に組み込まれています。弊社は社内にリソースを持っているため、この作業を別の代理店に外注することはありません。

専用のローカルランディングページを使用することで、お客様に優れた体験を提供できます。時間を節約し、摩擦を軽減するためにPagesをぜひご活用ください。こちらをクリックして詳細をご覧ください。

*Yext社内調査、2023年1月、4か月分以上のPagesデータと1年分の過去のListingsデータを持つ企業の約30万ロケーションのデータを調査。

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